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アンドリューNdr114を観た / 人間として生きること

低気圧で頭がぐるぐるする。雨が音を立てて振りながら、ぬるい湿気のなかでまどろむ。

いい日だったなと昨日から今日を振り返る。

さっきまで出かけていたよ、友達に「いつものじぶんでは買わない」をルールに服を買いに付き合ってもらったの。

昨日の夜は映画を観たよ。

アンドリューNdr114(字幕版)

アンドリューNdr114(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

とってもよかった!

ロボットが人間になりたいと望むストーリー。200年の時の流れのなかでだんだんと人間になっていくアンドリューは、その一生懸命な姿を通して「人間らしさとは?」「身体性とは?」と問いかけてくるよ。

わたしはじぶんのことをアンドリューみたいだと思った。苦笑

ひとの感情の機微や考え事を読み取るのは得意なのに、それらの意味づけや関係を理解することは不得意だった幼少期。

インプットした情報をもとにレッテルを貼った人間関係から脱するためのお別れを経験し続けた10代。

そして、身体の感覚と感動、感情の波とともに生きることを選びはじめた20代。

アンドリューが身体をアップデートさせながら徐々に人間になっていくプロセスを見て、じぶんの内側の記憶が揺り起こされた。

もちろんわたしの経験はわたし独自、ユニークなものだけれど、皆さんもそうなのでは。それぞれのなかに過去として蓄積されたストーリーは「そのひと」になるための物語、アップデートの軌跡。

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アンドリューが二世代目の愛するひとの死を見送る場面で、泣いている人間を見つめながら、目をそらさずに言った台詞が美しかった。

「あなたが羨ましい、今涙を流せないことが悲しい。わたしの愛するひとは皆わたしをのこして去ってしまう。この悲しみを表現することができないのがなによりも苦しい。」

映画のなかで一番共感し泣いてしまったのがこの場面だった。

その通りだと思った。今まで経験したどんな寂しさも切なさも苦しみも、すべて抑圧から解放され思う存分嘆いたときにようやく受け入れられた。

じぶんの内側にある心や湧きあがる愛情を、相手が受け入れてくれるかどうかなんてわからないけれど、表現すらできないことはとてもつらいこと。

表現することができたら、それは辛い出来事ではなく経験に変わる。傷ついたことや苦しいことも必ずよりひとに親切にできる栄養になる。

今さみしい気持ちなのは天気のせいもあるけれど、、いっぱい泣いたり笑ったりしながら、そのときの感情を表現しながら歳を重ねよう。

そういう気持ちになったよ。

人間は、たのしいね。

アンドリューNdr114(字幕版)

アンドリューNdr114(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video