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幸福な1日 / 反省の夜

朝起きて、お日様が出ていることを喜び窓をあけ、ついでに玄関のドアも開け放って空気を通す。あちらからこちらへ、風が吹き抜け朝がくる。

同居人の片っぽは「爪切らなきゃ」といいながら身支度ばたばたと、その後すぐに出発。わたしといえば眠たいなぁと思いながら読みかけの本をぱらぱらと読み進める。

居候している同居人のパートナーも身支度。わたしは身支度の音と朝のリズムとのずれに少し外を歩きたくなり牛乳を口実に近所のコンビニへ散歩。

コンビニの本棚ってスピリチュアルから自己啓発、はたまた保険のプランニングに関するムック本まで幅広い。ぱらぱらと3冊ほど立ち読みしたあと、最近読んだ本のなかに「本を開いて読み終えただけで考えたことにしているひとがいかに多いか」という批判があったことを思い出す。

うーむと思いながら、うようよと雲の泳ぐ不思議な空の下お家へ戻る。

同居人のパートナーは出発、もう片っぽの同居人はまだ眠っている・・と思ったら起きていたので挨拶。

おはよう。

おはようございます。

声が返ってきたことに満足して「コーヒーに牛乳と蜂蜜いれたやつ、飲む?」と聞く。

「のみたい・・・!」と寝起きにしては可愛いテンションで答えてくれたので、よしきた!とお湯を沸かす。カタカタと揺れるやかんの蓋。

タイの旅の思い出の豆、冷凍庫から取り出す。いただいた布のフィルターはかるく水で濡らす。準備万端、少し冷ましたお湯でコーヒーを淹れる。

「ああいい朝ですね」同居人がそう言うので、ああいい朝だとわたしも思う。この前の朝はもう片方の同居人がコーヒーの匂いを嗅ぎながらそう言っていたと思い出して笑ってしまう。

代わりばんこに同じ会話をする。退屈な幸福ってとてもいい。さっぱりとしている。

たまりにたまった洗い物を途中で飽きながらもどうにか干し終え、移動してお仕事へ。ドライブ中は珍しく音楽を流さずだらだらと会話をした。

目の前が開けて海、沖縄でまだ走っていない道路があるのに驚きながら「わ~~」と言ってしまう。何歳になったら驚いたときに「わ~~」と言わなくなるんだろう、大人の女のひとのふりをするのってわたしにとっては本当に困難だ。いつかなる。(10年後とか)

お仕事はまあまあはかどり、カフェの家具がどれも好きなものだったのでテンションもあがり、帰り道は夕日に感動しながらお家へ戻る。

帰ってきて晩ごはんをつくる。お米をたくのだけ同居人にお願いして、朝仕込んでいたスープを仕上げ、丁寧にニンニクと玉ねぎを炒めて作ったソースと手羽元を絡め、お大根はローゼルのお塩で揉んで。 

「おいしい!」「天才!」と褒めてもらいながら食べる晩ごはんの美味しいこと美味しいこと。鼻高々。お料理するのが好き、ほんの短い時間なのに脳みそがとってもスッキリする。

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(ごはんの写真撮り忘れちゃって、これは去年の11月頭、おうちオムライスをつくったとき。このときもいっぱい褒めてくれてたね。)

うーん、来年の四月からの働き方を決めたのはいいけれど、3月までの間のスケジュールに少し悩んでいる。一緒に同居人たちと晩ごはんを食べられるスケジュールで働きたいなぁ・・と思う。多少稼ぎが減ったとしても、一緒に暮らせるのは人生のなかで今このときだけなのだから、少し考えよう。

そうこうしているうちに進めきれなかったイベントのひとつが・・・ああ。

失敗ばかりだと大きくため息。斜めに傾いてしまう。

少しずつできるようになるよとじぶんを励ましてみるけれど、まだ傾いたまま。

誰を大切にする仕事なの、誰のための仕事なの、忘れてしまっては本末転倒。

へこんでいたら、ロマンチックなバー、いつもと違う席に座りながら、いつも気にかけてくださっている大人の先輩の方が「いろんなひとの期待に応えたくてバラバラになりかけてるようにみえる」とおっしゃったときの光景がフラッシュバック。

「少なくはないステークホルダーみんなの期待に応えようとしてる、バラバラになりかけてるように見えるよ」と言われ、そんなことないと言い返しそうになるじぶんに続けて「みんなあなたが思っている以上にあなたを大事に思ってるんだよ」とおっしゃるものだから、ぽろぽろぽろぽろ涙がつたってしまう。

ほんとうにあんなに泣いたの久しぶりだったと今でも不思議に思い出す、ほんの数日前のことなのにずっと昔見たいなあの光景。

大事だよって面と向かって言われるのって、とても嬉しいものだね。わたしももっとひとに言おうと思った。

なんで思い出したのかな?

うーんでも焦って失敗するんじゃ意味がないから、やっぱり目の前のこと、落ち着いてひとつひとつ。丁寧にお仕事をしよう。何度もそこに戻ってくる。いつもそこに原因があると思うから。もう少し具体的に対策練ったほうがいいね、やろう。

ほんとに近道ってないよなぁって毎日思いながら、1ミリ1ミリ進んでる感じだね、進んでるといいなぁ。

じぶんで感じて考えて答えを出していくことに、ちゃんと意味があるといいなぁ。

と思いながら、終わりきらなかったお仕事をするためにお家を抜け出し同居人とマックなう。

(そんな1日だった。3人暮らしのある幸福な1日のこと。)