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西口一希著『たった一人の分析から事業は成長する:実践顧客起点マーケティング』を読んだ / 欲しがっているひとがなぜ欲しがっているのかを見極めるための手法

西口一希著『たった一人の分析から事業は成長する:実践顧客起点マーケティング』を読んだ。

“マーケティング”というと大勢を対象にたくさんアンケートをとって数字がたくさん並んで分析をして施策を打ってと、要するに苦手なイメージをどこか持っていたのだけれど・・・全く違った!

とっても面白かった。

今読み終わったばかりなので、感激ほわほわ、書き残しておく。

特に学んだことは4つ。

  1. なにはともあれまず製品

  2. 独自性のなさは広報でカバー化

  3. そもそも競争しちゃだめ

  4. 小さく実践していく

気をつけて読んだことは「的はずれな批判をしない」「実践できる段階にある対象を浮かべながら読む」の2つ、読了は一時間。 

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

  

なにはともあれまず製品

本を通して一貫して伝えられるのは「顧客起点マーケティング」という概念だ。これは”たったひとりの分析”の手法「N1分析」によって実現可能になる。

その概念を実践するためにあるのがアイデアだ。

重要なのはN1分析の「N1」の選び方。ここでは顧客をピラミッド化して分析すること、その顧客の性格を分析することのふたつかけ合わせて、正しい答えを導き出している。 

でも、いちばんいちばんいちばん大事なのは、製品そのもの。

売りたいもの、お客さんに届けたいものが良いものかどうか、質が高いか、届けたいお客さんがほしいものとマッチしているか、それが一番大事。

どのアイデアも結局もともとの製品がだめだと、どうしようもない。

他に類似している商品は出ていないか?

独自のものだとハッキリいえるか?

ちゃんと売れるものか?

しっかり見つめてから、商品を出すのが一番大事。

逆にいうと、商品をつくるマーケティングじゃなくて、マーケティングの考え方をもとに新しい商品をつくって売るということが(既存のビジネスを成長させるためには)一番いいルート。

わたしが今取り組んでいるのが01の段階のお仕事じゃないというのもあるからそう思うのかもしれない。

ちなみにこれについて書かれているところを読んでガッツポーズしていた。

取り扱っている商品たちはどれも満たさなきゃいけない項目はハッキリ満たしている。あとは適切な方法で誰にどのように届けるかだけだ。

独自性のなさは広報でカバー化

とはいえ、商品ひとつひとつの独自性レベルはばらつきがあるかもしれない。でも、そこも安心。それは「どのように届けるか」つまりどのようにうたうかである程度カバーができる、とも書いてあった。

要するに翻訳力だ。

新しい商品をつくるときはもちろん前述した内容に気を配りまくることが大事だろうけれど、今ある商品の売上を伸ばすためには、その商品のどこがどうユニークで、どう魅力なのかを詳細にターゲットにあわせた言語で言語化できることが大事だもんね。

そもそも競争しちゃだめ

わきめもふらずに!じぶんの製品やその打ち出し方をより精度高くレベルアップさせていくことのほうが大事。

他のいろんなブランドや製品を見て、いいとこどりをしたりするのは論外。

他と比べるときは、そこがなぜ選ばれていてなぜ選ばれていないのかを分析することが大事。

(人間関係にもなんとなく適応できると思った)

小さく実践していく

本の後半に進むにつれて、いかに「いっぱいいつも買ってくれるお客さん」を見つめて新しい商品を出すか、「まあまあときどき買ってくれるお客さん」を「いっぱいいつも買ってくれるお客さん」にレベルアップさせるかというのが出てくる。

知らないひとにどう知ってもらうか、知ってもらったあとにどう買ってもらうか。どんどんレベルをアップさせて考えていく。

そもそもわたしは大企業の社長ではないし、中小企業の社長でもないので、まあまあ書かれている施策の内容がピンとこないし適用できないケースのほうが多い。

と!は!い!え!

サイズを変えて実践できることだらけの一冊だった。

特に洋服のお仕事とイベントのお仕事に。

次の展示販売会もたくさんお客さんに運命の一着と出会ってもらえるように務めを果たしたい!えいえいおー!

おすすめ!

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)