「全部の仕事が混ざり合って、どれが”仕事”でどれが”休み”かの線引が曖昧になるね。」
「前みたいなしんどさはないと思う。」
じぶんでも感じていたことを、的確にしっかりと重さを思った言葉でいつも頼りにしている方に言語化してもらう。
2ヶ月止まってしまった生理は、2ヶ月前のじぶんの強烈な不安を思い出させる。
大丈夫だよと、けだるい13日目を終えようとしながら思う。
大丈夫だよ、2ヶ月先でわたしはわたしのペースを見つけて、2ヶ月前よりもたのしく働いているよ。
だから、その不安のなかで「なんでこんなにうまくいかないんだろう」って嘆きっぱなしでも大丈夫だったよ。
2ヶ月生理がこなかった間、いい意味で覚悟が決まった。
もし、赤ちゃんができているんだとしたら。
そのなかで、わたしはどんな風に彼女、彼と暮らしたいのかを明確に意図できるようになっていた。
それは前にはできなかったことだった。
そういう試みのなかで、もっともっと在り方を極めるのだとまた決めた。
日常のなかでの小さな嘘が、数世代先に大きくうつる。
わたしの嘘をなくすのは、わたしが心地よく生きるためだけはなく、わたしの先に続く世界のためにもなる。
(のだと、信じている。)
2ヶ月の間にいろんなことがあった。
新しい職場のひとたちはみんな優しく気持ちの良いひとたちで、久しぶりに人間関係のなかに男のひとがいっぱいいて面白いよと。
わけわからないITの話だったのが、実は繰り返し繰り返し書き起こしのなかで学んでいた関係構築の話をヒントにするする紐解けていくんだよと。
2ヶ月前のじぶんに話しかける。
あのとき不安だったことが今は面白いよ。
今も不安はあるけれど、それも全部この先にいるわたしは乗り越えているのだろう。
「お金のために働くのは間違っていると思う」
じぶんとほんとうにぴったり同じ価値観を持っていると話を聞けば聞くほど思うひとと出会った。
出会いは不思議だ、同じなことがよりわたしの持っている資源の違いを思い起こさせる。
彼には彼だけしかできないことがあり、わたしにはわたしにしかできないことがある。
いつかひとつの点重なって、大きな出来事をともに生み出せるといい。
そんなことを望んでしまう出会いだった。
2ヶ月前のじぶんが知らなかったこと、2ヶ月先にいる今のわたしはたくさん知ってる。
不安のほうに振っていてくれたから感じられる新しい安心がここにある。
もっともっと遠くの未来に点を置こう。そのために生きていけるような点を描こう。
その点をもっと詳細にイメージしよう。その点のためなら歩いていけるような気がしている。
2ヶ月前のわたしは知らなかった。今のわたしは知っている。
2ヶ月先のわたしは変わらずわたしを笑うだろう、そんなに不安になることないよと。
どんどんと景色が変わる人生はあっという間。
いつ終わりが来てもいいように、ひとつひとつのお別れをたのしんで。
おばあちゃんのわたしは今のわたしにそう言って笑うのだ、いつも。