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呪いを祝いへ

赤ちゃんを抱っこするとき
心のなかはとてもシンプルで
身体は喜んでいる

赤ちゃんは誰でもどの瞬間も
抱かれたがっているわけでも
笑いたいわけでも
もちろん泣きたいわけでもなくて

ただじっと
コミュニケーションを取ってくれる
そのときを待っている

ばかにしないでよと
泣く子どもを見るたびに
どうしようもなくなって話をする

ばかにしているわけではなく
言語を忘れてしまっただけなのだ
余裕をなくす状況があるだけなのだ

あなたとそれは関係ない

年重ねれば誰もが気づき
過去の呪いが祝いへと変わる

名前も、衣も、住む場所も
そして歩み方さえも
わたしたちはじぶんで決められる

生まれてから死ぬまでは
驚くほどあっという間

わたしは気づいたら
おばあさんになっているのだろう

おとといの夜は
食べていたものを全部もどし
視界はチカチカ
身体は震えてトイレで泣いた

もうやりたくない
そう、ずいぶん前から
心が叫んでいたのにようやく気づいた

年重ねれば誰もが気づき
過去の呪いが祝いへと変わる

でもそれさえすでに過去の習わし
今の子どもたちには最初から祝福を

「あなたたちはいいわね」と
そんな言葉はわたしにも似合わない
あのひとたちにも似合わない

わたしは小さい頃に嫌だったことを
ひとつひとつ丁寧にほぐして
人にはしない

ただそれだけのこと

それだけで
いくつかの呪いは祝いになるのだから

それで十分

そして

じぶんに呪いをかけ続けないように
ときどき間違えるけど、気づいていくだけ

「たのしく生きよう」

ただ、それだけをしたくて生きている

ちょっとずつ、ちょっとずつ
揺らぎながらだけれど

「たのしく生きよう」

ただ、それを体現したくて生きている

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