引っ越しをした。
空っぽになった部屋を見て、心が少しだけブルーになった、なんだか寂しかった。
あれは、部屋の気持ちだったのかもしれないね。
昨日の夜、これで眠るのが最後と思った。
いろんなことを思い出していた。この部屋は実質初めて一人で暮らした部屋だった。
6年も隣にいてくれたひとが東京へ旅立ち、まんま木綿のハンカチーフやーん!と思いながらスタートした4月からの生活。
なんだかうんと長かったように感じるよ。
実はずっと落ち着いて眠れなくて、なんだかお部屋との相性がよくないのかなぁとかいろいろ思っていた。
でも、最近ようやく、というよりも、次の住処を探すと決めた後からかな、電気も消してぐっすり眠れるようになったんだ。
その変化はなんだか、じぶん以外のひとと上手にシェアできないものだけれど、とても嬉しかった。
だからかな、昨日の夜はうんと切なかった。
でも、今日、台風のなか、パタパタとこれから一緒に暮らす友だちと引っ越しをしてたら、わたしたちが動くときは面白いくらい雨が止んだり、軽トラの人が突然手伝ってくださったり。
なんだか、いろんなものに愛されて生きてるんだよなぁというようなことを感じるお引越し。
今まで応援してくれてありがとう。
今日の天気の面白さのように、新しい出会いの驚きのように、影からずっとわたしの暮らしを支えてくれていたのだろうなぁ。
ゆっくり、次のお家に慣れていこうと思います。
これは、新居。
生まれて初めてのシェアハウス、だよ。