なぜなぜどうして人生は
かなしくおかしくおもしろく
子どもたちとは、笑いも、わじわじも、リスペクトも交換して、すっかり仲良くなり、別れが名残惜しいくらいだった
またすぐ会えるね、きっとどこかで
(これは、大人には思わない感情で新鮮だった、大人は本当に会いたかったら自力で会えるものだから)
なぜなぜどうして人生は
かなしくおかしくおもしろく
運良く読谷にリスペクトやまないゆみさんが連れて行ってくださることに
道中のこる6歳うたう歌のフレーズ
「すべて求める欲望もー〜」
ほんとにそうだよ困っちゃうと苦笑い
到着した不思議なロッジ
沖縄生活6年目
まだまだ知らぬ場あるのだなぁ
A-sha(と、今打っただけで涙がうっかり)
のうたは、完璧だった
声が、言葉が、その波が
深く地中に染み込んで
そのままぐるりと空の向こう
瞑想状態だったから、たくさんのものを見た
匂いをかいで、肌に水滴が垂れるのを感じて
大きくはえた翼で、最初は今のここを飛んでいたはずなのに、縁ある場所を飛び終えたあと、気づけばそこは緑の星だったのだ
そのあとに聴こえたうたはまさにそのまま
その情景を切り取ったようなうたで、ああひとは、音の波を通してここまで感覚をシェアできるのかと驚いた
6歳の友人のおかげで瞬間にじぶんに戻り、おにぎりを夢中で頬張った
なぜだか、食べねば!!と思ったのだった
そのあと、ゆみさんが海へと連れて行ってくれた、渡久地岬、だったかな
そこでさっきまでの波が、ゆっくりと海に陽が沈んでいくのと同じリズムでゆっくりと栄養に変わっていくのを感じた
なぜなぜどうして人間は
かなしくおかしくおもしろく
ひとつ、またひとつと輝き存在を知らせる星が空に浮かび、あたりはすっかり暗くなった
この身体で生きていくのだ
そう思ったら、なんだかとっても、大好きなひとが恋しくなった
あのひとも、あのひとも、あのひとも大好きなのだけれども、行けるとこまで一緒にいたい
次に会えるまであと20日
ゆびおりゆびおりその日を待つよ
なぜなぜどうして人の世は
かなしくおかしくおもしろく
愛おしいこの毎日が末永く続きますようにと
帰り道、車のなかで赤い車を3台見つける遊びをしながら、そういうことを思っていた
いい日だったなぁ