今日は本を3冊読んだ
まず腸と脳の関係についての本
エムラン・メイヤー『腸と脳──体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか』
ここの関連性が大きく取り上げられ始めたのはここ数年の印象がつよい
精神状態と腸内環境が密接に繋がっているとか、脳じゃなく腸で考えているとかとか
なんで手が伸びたんだっけ
いつも本を読むときって、身体が先にその本に手を伸ばしていて、読んだあとにその理由を知ることが多い
そう、あれだ
筋肉を認識するのはわりと簡単なのに、なんで臓器ってよくわからないんだろうと、じぶんの身体なのにな~って考え事を夜な夜なしていたことがあって、なんだか悔しかったからだ
で、読んでみたら面白かった
腸内感覚というのがあって、身体的な体感・直感みたいなもの、その感覚のあとに脳みそで「思考」が行われる・・・とか
でもこの感覚、簡単に騙されてしまうとか、なかったことにされてしまうとか、そこに広告の巧みさが隠れているとか
身体について書かれている一冊だったけれど、行動経済学に近い部分や、身体は「身体」に見えるけれど結局地球と一緒で、何万個の細胞によって、微生物によって成り立っている「共同体」なのだという精神性に繋がる話とかもあった
結局ぜんぶ同じなのだ、違う言語で説明しているだけで説明されている事象は同じ、起きていることは同じ、裏表だったり面1・2・3だったりの違いはあれど、同じこと
次に手が伸びたのはこの一冊
ほりえもーん!
堀江貴文『これからを稼ごう:仮想通貨と未来のお金の話』
今まで読んだホリエモンの本で一番おもしろかった、圧倒される感覚があるのは断言している部分が多いからかなと推測する
細かい仮想通貨や技術についての話は、専門的な知識がわかりやすく紹介されている、くらいの印象だったけれど、何よりうんうん!ってなったのは後半のところ
これからの生き方におけるお金の話
現金なんかいらない、お互いのスキルの交換があればいい的な文もあり、ふむふむむふふだった
「じぶんを生きる」って、ギラギラしてなきゃいけないことでもキラキラしてなきゃいけないことでもなく、もっとす~っとできること
というのを、ギラギラしているように演出されることが多いホリエモンの本で感じて面白かった
最後に読んだのは、いつもだったらわりと敬遠しがちなアスペルガー傾向のある子どもへのカウンセリング例集みたいな漫画
奥田健次『拝啓、アスペルガー先生 マンガ版』
面白かったというよりも、なんていうんだろう、ちょっと読みながら涙がでた
このなかで、カウンセラーのひとは「カリスマ」的存在として演出がされている(実際きっとそういうすごい方なんだと思うんだけど)
親は、子どもに対する先生のカウンセリングを通して、じぶんのなかにある思い込みに気づき、子どもとの関係性や関わり方が変わる、といった内容が多かった
もちろん先生の技術は素晴らしいんだけれど、本当の本当はみんなこれ当たり前にできるよなぁって思いながら読んだ
思い込みやしがらみ、「常識」といわれるさまざまなルール
そういうものを一度取っ払ってまっさらな状態で目の前の子どもと向き合う、ひとと向き合う、そうすると「パートナーシップ」が深まる速度は加速する
みんなできるよなぁ、はどこから湧く思いなんだろう、今はまだわからない
親は抱えていた「思い込み」が外れた瞬間に号泣する、その思い込みの外に出てハツラツとした笑顔を取り戻す、みたいなストーリーが多かった
対人でもそうだけれど、対じぶんでもそうなんだと思う
今までの社会で当たり前だったことにいつまでも縛られる必要なんかない、カラーセラピーをさせてもらっていてよく思うのは、そのひとを縛るのは「ひとの目」なのだなぁということだ
「一度でも触れた本は今のあなたに必要な本」という言葉を教えてくれた、2年前?1年前?ず~っと一緒にいた男の子に感謝しつつ。。
触ったらとりあえず目次には目を通す癖がついているおかげで、なんだか幅広い情報摂取でありました
よきかな!