大事なことを忘れないように
おおごと、ではない
だいじ、だ
わかりづらいかな、と考えて「大事」から「大切」に書き換える
大切なことを忘れないように
少しだけ、風合いが変わる
文の匂いみたいなものは、細かいところで変わるんだなと、そう思う
ああこれじゃ読みづらいかなと思って「。」を足す。
また、少しだけ風合いが変わる。
きちっとした感じがでる。
読みやすくもなる?
言葉にしきれないことが多すぎる。
だいたいのころは溢れて、溢れて、溢れてしまう。
言葉にしきれないことをそのままに、また眠れば朝になって、明日の人生がやってくる。
言葉にしきれなかったことは、少しずつ固まっていく。
そういえば、前に鍾乳洞に行った時、言語化できなかったことの溜まり方はこれに似ていると、そう思った。
少しずつ、少しずつ、長い時間をかけてひとつの大きな形になっていく。
言葉にしきれないこと。
でも、本当のことはそこにある。
言葉にできなかったこと。
あのとき、言えなかったこと。
今、言えないでいること。
そういうところに、本当の気持ちはある。
そして、その本当の気持ちは、姿でしか表せない。
生き方でしか、表せない。
言葉にしてしまえば、細かいところで調整してしまう。相手の数だけ意味も違う。
そうじゃない、そうじゃない。
本当に言いたいことは、言葉にしきれない。
姿でしか、表せない。