タイトルの、
消したいものは、消せない。
やりたくないことは、やめられない。
この言葉は、さとうみつろうさんのブログのこの記事に登場する言葉です。
アラブの偉いお坊さん|さとうみつろうオフィシャルブログ「笑えるスピリチュアル」Powered by Ameba
消したいものは、意識を向け続けている限り無くならない。
そんな、禅問答のような話。
最初は、意味がわからなくて。
少しわかり始めたのは、量子力学がきっかけでした。
目の前の現実は、あなたが観測しないかぎり現れない。
つまり、実験をしているひとがそもそも答えを仮定するところから実験は始まっていて、そもそも実験をしようとしない限り、その事実が観測されることはあり得ない、という意味。
(よりリアルな量子力学の現場では、そのちっこい粒子は、観測されるまでふわふわとして固まっていないのに、観測された瞬間に、ひとつのもの、になるそうです。)
よくわからないようでよくわかりそうな話。
次に理解が深まったのは、ここに時間軸の話が入ってからです。
止め止めなく流れる時間を、「今」として切り取る。
それこそが上に書いてある観測だと。
それに、この「今」でさえ、そのときの気持ち次第で、同じ出来事でもその解釈がくるくると変わる。
たとえば、調子がいいときに言われる「これ、やりなおし」と、調子が悪いときに言われるそれは、受け取り方が全く異なります。
で、この調子は何によって変わるかというと、私の場合は「過去」への解釈によって変わります。
あの経験、その経験。
いろんな経験に一つずつ○をつけ、自分を肯定していくにつれて、だんだん自分のことを好きになって、そうすると「あ、これやってみたい!」が湧いてくる。
そのなかにいると、上の例えで出したような「これ、やりなおし」も、おっしゃやったるでー!とできたりする。
じゃあ、なぜ過去への解釈を変えられたかというと、来る未来への解釈を変えたから。
私はきっとダメ人間になる
という思い込みを、
私は何をしてもうまくいっちゃう
に変えたことが大きいかと思います。
(それだけじゃなくて、いろいろ変えたなぁ。どうせ愛されない、どうせ嫌われる、とかも、どうせ愛されるにしたね。)
この辺は、心屋仁之助さんの言葉や、やり方でうまくいったとこ!

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この本にであったのが大きかったね。
で、最初のこれに戻るわけです。
消したいものは、消せない。
やりたくないことは、やめられない。
これもきっと、この観測と解釈と時間軸のはなし。
今、悔やんで悔やんで悲しくなるような出来事は、今の状態ではどうにもできない。
今、逃げ出したい何かからは、今の気持ちでは逃げ出すことができない。
たぶん。
たぶん、唯一の解決法は、未来の在り方を先に決めてしまうことなのかもしれない。
これは、大好きなhappyちゃんもこの本でかいてたけど。

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どんな未来の自分がいいか。
一回ちゃんと考えてみよう。
読んでくださってありがとう。