人生には「まさか」の坂がある、という本を読みました。
安里賢次さんが書かれた本。
帯に書かれた「読むと不思議と元気がでます。」という一言につられ、ガーっと読みました。
帯の言葉を見つけた瞬間。in那覇のジュンク堂
・手に取った理由(ホリエモン)(失敗)
・なぜ面白く感じたのか(人生、その人の言葉、ユニークさ)
・必死に生きる意味
手に取った理由
これを手にとった理由は、帯の言葉を書いたのが「ホリエモン」だったからです。
そして、その「ホリエモン」に興味を持ったのは、朝こんな記事を友達がシェアしてくれたから。
孫泰蔵さんの文章です。
このなかの、次の言葉を読んだとき、ほろほろと泣きました。
「そうやって考えれば、失敗なんてぜんぜんどってことないというか、普通の人たちでは知りえない知識を得、経験することのできない経験を積んで、そうやっていろんな問題を解決するための引き出しが自分の中にたくさん増えていってるんだと考えれば、たとえうまくいかなくて恥ずかしい思いや残念で悔しい思いをしたとしても、そんな一時の悔しさや恥ずかしさなんかよりもどんどんそういう引き出しが増えていったほうが全然いいと思いませんか?」
上記リンクより引用。
がんばれ、という声が聞こえるかのようなコメントに、背筋が伸びる気持ちになりました。
そんな気持ちでがんばっている(楽しんでいる)大人が上にいるんだったら、きっとなんでもできるはず、と。
ありがとうの気持ちです。
そんなことをサムライロックオーケストラで頑張っている先輩にも思っています。
(写真は大活躍中のヒデさんのサイン。)
体操部の卒業生の皆さんに思うし、専攻の先輩たちに感じるときもあります。
トポセシアで出会う大人はだいたいそういうひとが多くて、「大人ってかっこいい」と心底思う毎日です。
渡嘉敷島に行ったときに、子供たちから見たら大人にみられるのかな?なんてことを思っていましたが。
が。
なんのことはない、まったくの同レベル扱いでした。
まだまだここからですね。
しゃん!としないとね。
そう、話がそれましたが、そんな言葉に触れたあとだったので(ほりえもん、についてはホリエモンショックという言葉だけだけれど!)。
なんだかつい、手をとりました。
(「つい」という偶然なんてことは人生なにもないから、すべて必然だったんだろうな~と思いながらこれで書いています。)
なぜ面白く感じたのか
なんで面白く感じたのか考えてみました。
そのポイントは3つ!
1. そのひとの言葉、語り口調でそのひとの人生が語られたから。
2. 語られた内容に嘘がないでろう、と感じられたから。
3. どんなひとにも引っかかるような構成だったから。
目次を紹介しますね。
目次
序章 「俺」について
第1章 生きることについて
第2章 人というものについて
第3章 気のもち方について
最高でしょ、このシンプルさ。
どうだ!と言わんばかりのシンプルさ。
サクッと読めます。
必死に生きる意味
本の中に出てきたエピソードで心にのこったのは、お母さんによる全肯定が今も自分を支えています、というエピソード。
(もっとかっちょいい言葉で描かれていました。読んでね。)
そして、どのページからも感じた「必死に生きる」姿勢でした。
必死に、泥臭く、なりふり構わず、自分の生きたいように生きる。
最初の方で「白黒つけてる暇なんかないし、この世の中に二分できることなんてなにもない」という趣旨のことが書かれていて。
私はその通りだと、読みながら思わずうなずきました。
ひとからどう見られるか、そう批判されるか、意味があるのかないのかなんてわからない。
自分がやってみたいことをやってみたいように、できるようになるまでは時々我慢もしながら。
とにかく前へ進め。
そして疲れたら、なんでもいいから全部やめて休め。
人を愛すときは覚悟を持って愛せ。
すべてをちゃんと愛せ。
なあなあにするな。
そんな強い強い気持ちを本からプレゼントしてもらったような気持ちです。
必死にたのしむ。
著者の方は沖縄出身。
会えたらいいな、なんて思いながら、つたないですが本の紹介でした。
読んでくださってありがとうございます。
本の最後のほうに「友人を利用するな、活用しろ。」という言葉があって、なんだかそれがすごく今の自分にフィットしました。
だれだれは何々が得意、だからこれを頼む、そういうのは利用。
活用というのは、もうどんな状態だってこいつは信じられるっていうやつに頼むこと、そして頼られたら全力でこたえること。
そんなの損じゃないかと世の中はいうかもしれないけれど、それでも、そんなことがあったほうが素敵な世の中じゃないか、と。
同じようなことをバイト先のトポセシアでも、尊敬している社員さんが話していたなぁと思い出しながら。
昨日の夜、友達に言ってもらた言葉とリンクして尚うれしく。
私は就職活動をすることを選びませんでした。
自己分析もしたし、模擬面接もしたし、企業研究もしたけど、でもしませんでした。
それは、自分が生きる道はそこではない、と定めたからです。
(というか、そういう生き方は自分にはできない、と実感したのが背景です。当たり前のこと当たり前にできない自分です。)
その決断は、安定とは程遠い世界に身を置くこととイコールで。
うまく言葉にできませんが、とても怖いこと、です。
それをつたない言葉で話した私に、うんうんといつものように彼は相槌を打ってくれて。
そして、「何かあったら僕が助けるから。」と言ってくれました。
嘘のない言葉だとすぐにわかりました。
ありがとうでいっぱいです。
私も、そんな風に誰かを助けられる人間になりたい、と思っています。
できるようになるまで少し時間がかかりそうだけれども。
素敵な本に出会えた夜でした。
今日もあとすこし、ねばります。
もしよかったら読んでみてくださいね、さくっと読めます、そして、どしんっと響きます。