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一歩一歩、のぼる、すすむ、あるく。

一歩一歩、のぼる、すすむ、あるく。
指の皮が剥けた。
足の皮もちょっと剥けた。
ちっこい友人とハイタッチをする。
別れ際「バイバイはるな大好きバイバイ」と小さい声で言われた。
心がふわっとあったかくなって「はるなも大好きバイバイ」と笑いながら答えた。
ちっこい友たちがいなかったら、今生きてる意味を見失っていたと思う。
彼らのなかにいる自分が好きだ。
まっすぐ、わたしの善意を信じてくれる彼らが好きだ。 

どうして、とか、なんでとか、誰がとか、概念とか。
そういう面倒くさいフィルターを介さずにただ「好き」と思ってもいいのが嬉しい。
子どもたちといるように大人たちのなかにいられたら、どうなるんだろう。
それはそれで違うんだろう。
あくまでまんなか、ぴったり重なるところを生きる。
わたしの名前を漢字で書けば左右対称になる、それにもきっと意味がある。
どちらもあるから、どちらもいいと思えるはずだ。 

一歩一歩、のぼる、すすむ、あるく。
指の皮が剥けた。
足の皮もちょっと剥けた。
ちっこい友人とハイタッチをする。
別れ際「バイバイはるな大好きバイバイ」と小さい声で言われた。
心がふわっとあったかくなって「はるなも大好きバイバイ」と笑いながら答えた。
全部のコミュニケーションがこれくらい単純だったらいいのに。
そんなこと思いながら自分のちっぽけさをせせら笑う。
失敗の砂地獄に首まで埋もれるふりをしかけて、もういいやと匙を投げる。
わたしはわたしの方法で進めばいい。 

ぐるぐると、一周回って次の一歩。
転んで、擦りむいて、かさぶたがはがれて、また一歩。
歩いて歩いて、のぼってのぼって。
その先でまた出会えるんだろか。
それとも、出会えないんだろか。
もうどちらでもいいと思いながら、隙間なく垂れ下がる糸を撫でる。 

一歩一歩、のぼる、すすむ、あるく。
指の皮が剥けた。
足の皮もちょっと剥けた。
ちっこい友人とハイタッチをする。
別れ際「バイバイはるな大好きバイバイ」と小さい声で言われた。
心がふわっとあったかくなって「はるなも大好きだよバイバイ」と笑いながら答えた。
彼から見えるわたしはどんな顔でどんな声でどんな風な人間なんだろう。 

年を重ねた彼とも同じように笑い合えるんだろうか。
それとも、面倒なルールにやっぱり絡め取られて、したいコミュニケーションもできなくなるんだろうか。
ルールは破るために、選択は自由を勝ち取るために。
3年後の次は、10年後を見るのかもしれない。
10年後、大きくなった彼と、彼女と、わたしはどんな会話をするだろか。 

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