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その言葉が本当かを確かめるための過程の記録

前期に受けた社会学の講義がなぜ面白かったか考えた(軽め)

社会学を半年間勉強した。

といえるほど勉強できていないと思うので、ちゃんと書くと、今年度の前期の琉球大学の講義である「社会学原論I」を受講した。

そして今日は最後の講義だった。

 

「社会学」が一体どれほどの規模のものなのか、まだいまいち掴めていない感があるものの、たぶん半年間の講義を終えた今はやっと入り口に立ったぐらいのものなんだろうと思う。

 

講義の面白さというのは、先生(教員、講師)のタイプ=学生の好き嫌いであったり、用いる資料の種類=学生の好き嫌いであったり、はたまたその学問全体のタイプ=学生の好き嫌いであったりと、つまるところ受けての好みによって決まるのではないか。

でもそのなかでも、大多数の学生にヒットするような講義があり、社会学の講義はそれにあたるのではと講義風景をみていて(参加していて)考えていた。

他の先生に「どういうところが特に面白いの?」と聞かれて改めて考えてみたら、そこにはいくつかの理由があった。

 

  1. 講義の進め方が面白い
  2. 使われているテキストが面白い
  3. 講義で取り上げられるテーマが面白い

 

の3つである。

それぞれ細かく書いていきたい。

 

講義の進め方が面白い

 

なんといっても授業の進め方が面白い、先生が関西弁で話すテンポがはやめなのとか、ところどころに笑いが織り交ぜられていることとかももちろんのことながら、大まかなスケジュールがあって、なんていうか楽しいのだ。

どの回の講義も、同じスケジュールで進行がされる。

 

①テーマについてのインプット
 先生→学生への知識の共有

②インプットした知識についての考察
 学生が自分で考える時間

③考察のシェアとさらなる深掘り
 学生が他の学生とグループをつくり議論をする

④マイクを使って全体でシェア&先生からツッコミ
 グループごとに教室全体にシェア
 先生はリアルタイムで書き起こし、みんなに共有

 

②は回によっては省略されるが①、③、④は必ずある。

特に②~④がこの講義の醍醐味のように思える。

 

かつ、「リアルタイム感」があってなんだか参加型の講演イベントにきているかのような楽しさがある。

先生の喋りがうまいのはもちろんなんだけれども、自分も一参加者として先生とのやりとりや、他学生とのやりとりをエンジョイできる。

 

そして、当たり前のことながら、自分以外の価値観や意見を知ることが、他者との差異を感じるきっかけとなりそれは自分をより知ることへとつながっていく。

「社会学」という特性もあると思うけれども、ここまで学問と自分の暮らしを引きつけて思考し、講義後にも疑問のタネをのこしてくれるような講義はなかなかないと思う。

 

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使われているテキストが面白い

 

テキスト名がわからなかったので(絶版らしい)、詳しいことは紹介できないが、とにもかくにもテキストがツッコミどころ満載で面白い。

(講義中の先生によるツッコミがまた面白くて、ヒーヒーなる。こんなにわらけた講義も他にない。)

 

でも「笑い」のなかに自分の価値・規範が潜んでいたりして。

そんないろいろな種類の面白さを提供してくれるテキストだった。

 

ちょっと欲を言えば、少し古い気もしたので最新版を同じひとに出して欲しいと思う。

 

テキストをスライドで映し出し、プリントを配らない講義形式もめっちゃいいと思った。プリントは持ち帰るのにかさばるし、ネタバレが簡単なので講義になんとなく集中できなくなる。

(でも資料の多いプリントとかは論文執筆の際たすかるから、その辺りは講義の目的による。)

 

講義で取り上げられるテーマが面白い

 

琉大のシラバスにのっているこの講義の内容がこちら。

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テーマは「一人ひとりの個人である私たちは、「私とあなた」、「私と私たち」、「私たちとあなたたち」のつながり、相互作用、ときには葛藤や暴力をはらんだ関係性を、どのように把握し、体験していけるのか。この授業では、社会学の基本的な思考方法を学び、私たちの社会的な自己をより豊かにしていく回路を模索する。」だ。

 

これだけでも、好きな人には響くだろうな~と思いつつ。

本当にどれも面白かった、一見自分には関係ないと思えるテーマもどこかでつながっている。結局無関係な事柄などないのだと、社会って一体なんだろうと講義のたびに考えさせられた。

 

 

わたしはとても飽き性で、かつ決まった時間に決まった場所に行くという当たり前のことがとても苦手で、何回か通った講義でも教室の場所がわからなくなってしまったり(メモしていたメモを忘れたり、携帯にメモしても携帯の充電が切れたり)ということがあって、「出席すれば単位がもらえる」という一般的に「楽」とされる講義をめっちゃ落とした。

「らくだよ~」の言葉につられ取るんだけれども、結局「らく」だからとった講義で単位をとった講義はない気がする。

 

内容が面白い講義は、どこかに「うちあたい」があるんだと思う。

この社会学の講義はまさにそうだった。

 

自分の人生をおもしろく観察するひとつのモノサシをこの講義からもらったな~と思う。

これから最後のレポートを書く、このレポート次第で単位とれないかもしれないんだけど苦笑、がんばろう~~~!

 

というわけで、オススメ講義シリーズ第二弾でした!

第一弾はこちら。

 

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社会学の講義についてかいた記事はこちら。

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社会学についておすすめの本

断片的なものの社会学

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