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荻上直子監督「彼らが本気で編むときは、」を観ました

 

映画「彼らが本気で編むときは、」を観ました
少しだけストーリーについて触れている部分もあるので、気にされる方は読まないほうがいいかと思います

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この映画は、「かごめ食堂」や「めがね」を撮られた荻上直子さんが監督です

出演されていたのは、桐谷健太さん生田斗真さん、もたいまさこさんは出てませんでした


ストーリーは、11歳のトモの母がトモを置いて家を出ていき、残されたトモは叔父のマキオのとこへ、叔父のマキオにはリンコという恋人がいて、そのリンコはMtF(Man to Famale)というセクシュアリティを持つ女性であってそれがこうなってああなって……という感じの話


かごめ食堂も、めがねも見ています、荻上さんは父の好きな監督さんでした

銃の打ち合いのような激しい暴力もない、レイプシーンもない、濡れ場もないのが特徴……のような気がしますが、私は映画に詳しくないので、わかりません

でも、かごめ食堂もめがねもストーリーや音楽も好きだったし構図も好きだったけど、そこが一番好きだったな


今日、映画を見ている時間はものすごく不思議な時間で、それはなんていうかとても多層的な時間でした

父のことを思い出しながら母親というものについて考える時間でもあり、今好きな人のことを思い出しながら恋というものについて考え、家族の形に思いをはせつつ児童相談所の立場について考察しながらインナーチャイルドについて考えてました


それができたのは余白のある映画だったからかなと思います

音楽も「編み物」を通して描かれる感情もとても良くて、本当に観れてよかったなと思います

自分のなかにある「母・娘・女・結婚」についての価値観を垣間見る機会でもあったかな

ぜひ観に行かれてはいかがでしょうか

ちなみに3人で観に行きましたが、共通した感想は生田斗真さんの演技についてで、三人とも「生田斗真のときとさ、リンコのときがあったよね!!」というので盛り上がりました
映画を観に行かれた方はわかるんじゃないかと思います

どうかな?😊

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映画のレビューブログのようにわかりやすくまとめることも、おすすめポイントを列挙することもせずに、映画のなかで感じた「死にたさ」についての考え事を書き残して終わりにします

リンコが作ってくれたお弁当や書置きを眺めるトモの視線にも、母親じゃないのにという八つ当たりも、リンコに母である自分のプライドをぶつけたトモの母、映画のなかにいっぱい自分のこれまでと重なるシーンがあって心揺さぶられました

でも、そのなかでも、見終わって今一番心にきてるのは別のシーンでした


映画の中で、トモの同級生の男の子、男の子の先輩を好きになった男の子がその先輩あてに書いたラブレターを母親に破られ、バイオリンで演奏をしたあとに薬をたくさん飲んで、つまりODをして倒れる、というシーンがあって、そのあとのやりとりのところ

そのシーンのあと、男の子は入院し、そこにトモがお見舞いにくるんですね

「どうして死のうと思ったわけ?」
そう聞くトモに、男の子が上に書いたような事情を説明するんです

そしたらトモは、表情を大げさにゆがめることもせず、たんたんと

「あー、そりゃ死にたくなるね」

ってさらりと答えて、男の子も本当にそうだという具合に軽くうなずいてみせる


そう

死にたいっていう気持ちはそれくらい重たくて軽いんだ、ということを思った

死にたいというのは、逃げ出してしまいたいという気持ちで、この世界で生きなければならないという何か得体のしれない責任から逃れるすべはそれしかない、という気持ちで口にする気持ち

死にたいっていうのは本当に軽くて本当に重たい
その重たさはあくまで身体にとっての重たさで、精神的にはその「死にたさ」というのは、もう逃げてしまいたいというような、なんていうか軽いものだと


だから、一回一回の死にたいの発作におそわれても、おいしいものを食べに出かけて海を眺めて「ああやっぱり生きてみるか」そう思えるしなやかさを身に着けた自分はよくやった、よく生きてきたね


まあそんなことを自分と話した、そういうことを書いて残しておきたいと思いました


観に行きたくなったかな?


カモメ食堂やめがねもおすすめです
(アグレッシブなシーンも濡れ場もないから家族で見やすいよね)

 

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