「ブログを1000記事書いたら奇跡が起きるよ」
その言葉が本当かを確かめるための過程の記録

虐待のシーンがある作品を見たときに感じたこと

 

素直に、ただただ自分の気持ちを書くとしたら、私は途中で帰りそうだった

隣にいるのが大好きな先輩の萌子さんでなかったら、席が一番前の端っこじゃなかったら、その回の次に見たい人たちの舞台がなかったら、帰ってただろうと思う

 

これは決して、出演されていた方や、イベントや、脚本を書かれた方への批判ではなく、批判的立場から見た感想でもなくて、ただ単に自分の経験に近すぎて、それはとても苦しいものだった、ということ

(のつもりだったけど、途中そうでもないかも)

(気分を悪くさせたくて書いたものではない、です)

 

そしてこれは、なんていうんだろう、リハビリの一つでもあって、客観的に自分の経験を見つめられる一つの機会でもあった(のかもしれない)

 

一言でいえばしんどい時間だった、パンフレットを見るふりをしてその場で少しだけ泣いた

隣にいた先輩は気づいただろうか、気づかなかっただろうか

とにかくそのひとが隣にいなかったら私は途中で席を立ちそうだった、それくらいの気持ちだった

 

純粋に思い出して体がこわばったし、腹立たしさに近いものもあった

そんなもんじゃない、そんな気持ち

 

なんだろうなぁ

それだけ上手だったのもあるのかもしれない

舞台との距離が近かったのもあるのかもしれない

 

要するに、虐待のシーンと性暴力…をにおわせるシーンがあって、男の人→女の人に対する暴力っていうのにはそんなにこないんだけれど、虐待のシーンは特に女の人→女の人の場面であったわけ

 

だからしんどかったのかなぁ

馬乗りになって繰り返す頬を打つシーンよりも、うずくまってるのを蹴り飛ばし続けるシーンが目に焼き付いてる

 

体がその瞬間に硬直したのもよく感じた

 

うーーん

だからなんていうんだろう

リテラシーが低いなとは正直思った、どのような内容があります、という提示は必要な描写だったと思う

(最初に批判書かないって書いたけどこれは言いたかった)

あ、アンケートに書き忘れちゃった

 

こないだの映画「怒り」は会場入り口に、これは女性に対する暴力のシーンがあります、というアラートがあった

 

そういうのが必要だったんじゃないか、とは思った

パニックになってしまったあとだったら遅いもんね

でも、その視点は「うるさい」かなと思ってなんだか引っ込めてしまったけど

 

パニックを持つひとたち代表みたいな顔したくなかったし

私はすごく軽度だと思うから

 

難しいね

ただ、私は舞台に対してエンターティメントを強く求めてるのかもしれない、と発見のある日だった

何か新しい表現、生きる力、面白いこと、美しい瞬間、そういうもの

そういうものが見たくて何度かここ最近みてるのかもしれない(しれないレベル)

 

今日感じた気持ちは、あれに似てた

よく携帯でインターネットしているときに表示される虐待を題材にした漫画の広告や、レイ プを題材にした漫画の広告、そういうのを目にするたびに少し気持ちが沈むあの感じ

 

不幸は描きやすい?そういう人間の「しょうもなさ」は魅力的なんだろうか

「表現しなくてはいけない」となにかこう盛り立てるんだろうか

 

被虐者のひとが書いた本なんだろうか

それとも沖縄の貧困について考えたひとが書いた台本だったんだろうか

 

どちらにせよ、私は被虐者であり、加虐者であるのを再認識させられたし、自分のなかにあるそれらへのやるせなさも、頼った大人に捨てられる無力感も、誰かひとりにすがることのむなしさも、そのなかでセック スの果たす役割についての考え事があるのも、改めて確認してしまった

 

でも、それが「過去」であることも、やっぱりよくわかった瞬間だった

 

舞台は好きな世界だなぁと思う

でも、それがあの気持ちが沈む感じと近い場所に存在している世界なのだとしたら、それは嫌だなぁ

 

いつまでも「過去回帰」をしたくないし、その自分はそれらの経験を逆手にとって周りを傷つけていた自分、それによって自分を自分として成り立たせていた自分であって、受け入れているものの好きではない

 

きれいごとばかりの世界ではないことなんて、その場所にいた自分も、あのころ一緒にいた友人たちもいっぱい知ってるんだけど、でもそれはわかりやすすぎて、なんだか表現したいものではないような気がして、なんだか、なんだか

うまく言えるような気持ちではない

 

とにかく、あの舞台を見ている間、とても悲しかった

とてもつらかったし、とても怖かった

それらの感情を「終わったこと」として言える自分になったのは嬉しい

 

でも、これは、そうやって「良かったこと」として終わらせていい考え事ではない気がする

とりあえず今はパニックにならなくてよかったなぁという気持ちと、考えなくてもいいはずの舞台に関する考え事をしてしまうくらい舞台のことが好きなんだなと思う

 

うむ

いい日だったことは確か!

 

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でもこれは大勢の人に読んでほしい文章じゃないなぁ

ごめんなさい、こっそりアップ