「ブログを1000記事書いたら奇跡が起きるよ」
その言葉が本当かを確かめるための過程の記録

ポリアモリーとして生きよう、と決心した話。


ポリアモリーのことがザックリとまとめられている素敵な本を読みました。

これです。


ポリアモリー 複数の愛を生きる (平凡社新書)

 

ポリアモリーの定義はさまざまかと思います。
この本のタイトルにある、「複数の愛を生きる」という表現はかなり誠実に感じます。


私の脳みそのなかで、ポリアモリーという概念に紐づけられている要素は、
「実践」「愛」「恋人」「パートナーシップ」「パートナー」「脱制度」「社会」「家族」「今ここ」
といったもの。

(脳みそ中の一つの概念にはいつも「」がこれくらいくっついてぶらさがって揺れています。みんな違う知識の整理の方法に関するイメージの話だいすき!)

 

自分のなかで育てている定義(今のところの)は、
「目の前にいる好きなひとをしっかり愛し抜く生き方・思想」
です。


・ポリアモリーとは
・なぜ興味を持ったのか
・ポリアモリーとして生きる

(目次をリンクにしたいけどやり方がよくわからん)

 

https://www.instagram.com/p/BIDUsPngN12/

(いつも読んでくれてありがとう、と、これを書いてみる勇気をありがとう。)


ポリアモリーとは


この本を書いた深海さんのインタビュー記事がありました。

 

複数人と同時に性愛関係を築く「ポリアモリー」とは? 浮気や不倫と異なる3つの理由 - ウートピ

 


このなかでポリアモリーは、

ポリアモリーという言葉はギリシア語の「複数」(poly)とラテン語の「愛」(amor)に由来し、アメリカで造られた造語です。
1990年代初頭から「責任あるノンモノガミー(非一夫一婦制)」に代わる語として用いられるようになりました。
「ノンモノガミー」とは、「同時に二人以上の性的パートナーをもつこと」を指します。

と紹介されています。

 

本のなか には何人かのポリアモリーが登場し、どのようにその愛を実践しているか、という様子が描かれています。
そのひとつひとつにストーリーがあり、とても濃くわかりやすい内容でした。


本の最初に、あるエピソードが登場します。
主人公は、既婚の男性。

彼は、パーティのなかで、「僕はポリアモリーなんだ。」と話します。
「彼女と妻、どちらも愛している。」と周りに表明する様子に対して、深海さんは、それは彼にとっての誠実な「不倫」だ、とコメントします。


彼は知っている、パートナーである妻は知らない、恋人である彼女も知らない。
不倫や浮気とポリアモリーは異なります。


モノガノミー(一夫一妻制)の生き方、社会では、「複数の人を愛する」ことは悪とされます。

恋人がいる、結婚をしている場合、

他に好きなひとができたときに待っているのは、

たいていの場合、現在共に過ごしている相手との別れです。
それは幼い頃から様々な情報によって刷り込まれます。

「ごめん、好きなひとができた。」と言って別れる漫画のカップル。
「なぜ?あのひとが好きなの?」と問い詰めるドラマのなかの奥さん。


でも、ポリアモリーはモノガノミーではありません。
モノガノミー的な「一人の人を愛し抜かなければならない」という思考に縛られません。

もし好きな人ができたら誠実に話し合います。
「あなたのことも真剣に愛しているし大切な存在」

それと同時に伝えます。
「新しく好きになった相手も、同じように大切にしたい存在」と。


だって傷つけたくないから。

目の前の愛するひとを愛している事実には何ら変わりがない。

でも、好きなひとが増えたのも事実。
嘘をついて一緒にいたら、真実、本当のこと(好きなひとがほかにもいる、関係を持っている)を知ったときに、相手は傷つく。
そして、新しい好きなひとのことも大切にできない。

だから、率直に、言葉を慎重に選んで自分の気持ちを表しながら、相手に伝えます。
二人(もしくはもっと。)を愛したい、と。


だから最初に紹介された男性は「彼にとっての誠実な不倫関係」なんです。
それはポリアモリーではありません。

都合のよい二股(もっと?)の関係の抜け道のためにある考え方ではないんです。

むしろその反対。

もっともっと誠実に生きたいから、だから話すし、向き合うし、大切に愛します。

 

どうでしょう。
読んでいて気持ちがざわざわするでしょうか。
私は、この考え方を知ったときに非常にわくわくしました。
そして、救われました。

 

(モノガノミーの考え方がなかったら生まれなかった切なさやヨロコビもあるだろうけれど。)

 

なぜ興味を持ったのか

これを書くのは、いまの社会では非常に勇気がいることですが、私はあまり好きなひとが一人しかいない時間がありません。
誤解を恐れずに、そして現段階での自分のポリアモリーへの理解を信じるとしたら。
私はポリアモリーです。

(ちなみに、恋人はいないし、好きなひとは今はひとりなのでシングル・ポリアモリーです。このあたりの定義はぜひを読んでほしい!)


大学一年生の頃から3年間一緒にいた大好きなひとと「お付き合い」をしている間も、好きなひとは他にもいました。
思い返せば高校生の頃もそう。
大好きな同級生の男の子がいましたが、他にも本当に好きなひとがいました。


本当に最近、このポリアモリーという考え方を知るまではしんどかったなぁ。

自分のなかにある好き、愛したいという衝動、気持ちはなんなんだろう、とずっと考えていました。
さみしいから?とか。
なんでこんなに人を好きになるんだろう。とも。


好きなひとができると、目の前にいる今付き合っているひと、との関係を清算しなければならない気持ちになることも多かったです。
実際にそれを理由に別れたこともあったし。

友達に話せば気が多いと笑われるし(笑ってもらえるのは気楽でしたが!)
まわりのひとに「一人の人を大切にしなさい」とたしなめられることも多々。


でも、本当に好きなのになぁ、といつも悲しかった。

 

https://www.instagram.com/p/BDefUeNDcQX/

(嫌な事は海にいって置いてくる、そのままの自分を理解をしてくれる友人も多くいたから救われた。)


本のなか で、深海さんが「むしろモノガノミー的な関係というのは奇跡に近い」と話しているのが印象的でした。
私もそう思うからです。
何十年と積み重なる人生のなかで、たった一人の相手を愛し、信じ、一緒に生きる。
その実践というのは何て尊く、素晴らしいことだろう、と心の底から思います。


私にはそれはできない、というのも今までの自分の気持ちの動きからわかります。
そして、好きなひとができるたびに、目の前の大切なひとから離れるのも嫌とも思います。
「モノガノミー」的な生き方のできない自分を責め続けてきました。


より生きやすく、心地の良い過ごし方を、と自分だけのことを考えると「ポリアモリー」は救いです。

 

https://www.instagram.com/p/2_dPKGDccg/


(なんで好きになっちゃうんだ、と自分のこと嫌になるときは、犬になりたい、猫になりたい、とよく思っていたなぁ。)


ポリアモリーとして生きる


本の目次をこのブログの最後に紹介しますが、それを見ていただければわかるように、この本のなかにはたくさんの「実践」が描かれます。
ポリアモリーとして生活しているひとがどのようにお互いと出会い、どのようにパートナー同士の関係性を築き上げ、生きてきたのか。
嫉妬への正解は?とか。
面白かったのはデートの順番の管理の仕方でした。読みながら笑っちゃった。
本のなか には、BDSMの話もでてきますが、こちらも面白かった、支配するのが生きやすいひと、支配されるのが生きやすいひと、もいるよね、という意味で)


そう、日本にもポリアモリーとして発信されている方はいて、ブログもあります。

なぜ離婚を選ばなかったのかの理由を、夫がとうとう教えてくれました | mixiユーザー(id:143981)の日記

 

 

インタビュー記事もね。

しかも、上のブログの方が答えてるインタビュー!

(これに引用してあったと思います。)

 

 

pidakaparuna.hatenablog.com

 

 

何が言いたいかっていうと、よし、ポリアモリーとして生きていこう、と決心した、ということ。
まだパートナーはいないから、どうなるかわからないけど、
私はもし好きなひとができたとしても、あなたと一緒に人生を歩んでいけたらいいと思っている、
というスタンスは変わらないだろう、と思うからです。
明日のことはわからないけど。


ポリアモリーとして生きる、ということは隠さないこと。
好きなひとができても隠さない、ちゃんと言う、会うときはこそこそしない。

遊びの浮気とは違うもの。
きっと、ちゃんと複数の好きなひとを大切にできる道があるだろう、と今はわかります。

 

あと、これは話がそれちゃうから書くの迷うけど旬なので書いておくと、

「友達」「親友」「恋人」「家族のようなひと」「尊敬」「家族」

それも全部わたしにとっては「好き」のうちです。
色、温度、触り心地が違うだけ。

性的な感情、欲情?が全部の「好き」に混ざってくるわけではないし、たいていのひとに触れられることはむしろ苦痛です。
そしてそれは、性的な感情を持っている相手ではない「好き」であるひとによってでも苦痛です。
(これについてもいろんな概念があるそうなので、今度まとめてみよう)

でも性的な感情のあるなしによって「好き」「好きではない」が定義されるはずもなく。

ぜんぶ、ぜんぶ、周りにいる大切なひと(物理的な距離ではなく)を愛しています。
大好きです。
好きで好きでたまりません。
性別(この言い方は本当に時代遅れ)も関係ありません。


好きで気が合えばたくさん会いたくなるし、一緒にご飯を食べたい。
たくさんの話をしたいし、いろんな景色を共有したい。

そんな気持ちでいっぱいです、身体のなかのほとんどは好きでいっぱいです。

そんな生き方をしているというのも、ポリアモリーとして生きたい、という気持ちを支えます。
(モノガノミーとして生きられない、という放棄でもありますが。)

う~ん、ここの話は直接おしゃべりしないと伝わらないところな気も。。。

 

 

https://www.instagram.com/p/-f1_uRDcVC/

 

 

なんで、ひとを好きになるんだろう。
、と好きなひとに会いたくなったときに、お話したくなったときにいつも思います。

そんな私に、ひとを好きになるのは楽しむため、と昨日の夜、星を見に行った海中道路の帰り道で、友達が言いました。
その横顔を眺めながら、本当にそうだなぁって思って。

 

たった一度しかない人生を、
しっかり生き抜いて、楽しみぬいて、思い煩うことなく愉しく生きるため。
そのために、自分にとって心地よいと思える価値観を選び、思想を選び、
そうやって生きていくことっていいことだなって、ヨロコビだな、と思うわけです。


読んでくださってありがとうございます。
ポリアモリーはそんなんじゃないよ、とか、何言ってんだよということあったら教えてください。
こんなこと?どういう意味?とかもあれば聞いてください。
わかる範囲でしか答えられないけど。

もっともっと、今ある制度や社会の仕組みに「?」をつけられるひとが増えたら、
たぶん、もっと生きやすい未来がすぐそこにあるだろう、と実感しています。
結婚の制度だってもっと自由度が広がればいいし、そもそも結婚っていう制度自体に「?」です、まじで。

 

書いててたのしかった!読んでくださって本当にありがとう!


今日も始まったばかり~!読んでくださったひとの一日が幸せなものである!と私は知っています。
幸あれ~~~~。

~目次の紹介~

ポリアモリ-複数の愛を生きる / 深海 菊絵【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア

はじめに

ポリアモリーとは?
三角形を生きる/あなたにとってポリアモリーとは?
岡本一平と岡本かの子/ポリアモリーのかたち

ポリアモリー・ムーヴメント
「責任あるノン・モノガミー」/ポリアモリー・ムーヴメントの舞台背景/ラヴィング・モアの誕生/拡大するポリアモリー・ムーヴメント/社会に存在をアピールする/ポリアモリストの実情/ポリアモリストの特徴/SF小説とポリアモリーの関係

わたしがポリアモリストになった理由
愛は無限大/愛の経験を大切にしたい/自分の気持ちにも、愛する人にも誠実でいたい/モノガミーは複雑、ポリアモリーはシンプル/愛してはいけない人がいるなんておかしい/もう所有されるのはイヤ!/自分を試してみたい/たまたま好きになった人が……/二人を同時に愛してしまい……/お互いのために
フィールド・エッセイ1 ポリアモリー世界の案内人

ポリアモリー・デビュー
インターネット・デビュー/ポリアモリストの集いに行く/恋人との出会い
フィールド・エッセイ2 プール・パーティーに行く?

ポリアモリー倫理
ポリアモリーに必要なもの/意識的な関係構築/それって本当に愛?/「自由な愛」のパラドックス/自己コントロールという課題/自己犠牲=自己への配慮=他者への配慮/変わり続ける約束と関係
フィールド・エッセイ3 変化を楽しみ、現在を生きる?

嫉妬
社会的構築物としての「嫉妬」/嫉妬という課題/嫉妬は善? 悪?/嫉妬の処方箋・活用法/パートナーが自分以外の人を愛して喜ぶ/束縛しない愛のかたち/理想的な関係のあり方/タントラのおしえ/愛を〈持つ〉べきではない

メタモア──愛する人を共有する
あなたにとってメタモアとは?/メタモアと親しくなったきっかけ/変化するメタモア関係/自分の存在を支えているものをリスペクトする
フィールド・エッセイ4 疑似メタモア体験?


性革命の落とし穴/配慮のあるセックス・ライフ/ポリアモリーとスワッピングは別物!/ポリアモリーとBDSMの複雑な関係/性エネルギーを解き放つ
フィールド・エッセイ5 BDSMポリアモリー?

ポリファミリー
「家族する」こと/同居型ポリファミリー/工夫や問題点/水は血と同様に濃い?/異居型ポリファミリー/子育てに関する工夫/意識的な家族づくり
フィールド・エッセイ6 〈他者〉とともに生きる?

おわりに 日本のポリアモリスト
あきこさんの愛のかたち/日本のポリアモリー・グループ「ポリーラウンジ」

あとがき
参考文献

 

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