「ブログを1000記事書いたら奇跡が起きるよ」
その言葉が本当かを確かめるための過程の記録

ラートの技の紹介と、どのように一人前になっていくかの話。(赤ちゃんにたとえてみたよ)

 

こんにちは、ひだかはるなです。

左足を二週間前にねんざしました。

 

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治りが遅くて、まだラートに乗れていません。

気持ちはすっかりいじけモードです。

ブランコには乗れるようになったので、少し元気は出てきたところ。

 

自分はラートに乗れないものの、練習には参加しています。

(私は琉球大学体操部に所属しています。週5で練習があります。)

なぜかというと!

後輩の補助につきたいから、です。

 

前回の記事で書いたように、ラートは先輩から後輩へと技が伝わっていきます。

安全に新しい技を覚えるために、技術を教えてもらう、気持ちを支えてもらう、などといった見えない補助と、ケガをしないために身体の補助についてもらうといった見える補助どちらも大切です。

 

この動画は伝わりやすいのでは!

ラートに乗っているのが私、この技の練習は2回目!というときです。これねーこわいんですとっても。

補助についてくださってるのはOBの先輩、沖縄でパフォーマンス活動をされています。

 

 

 

伝わりましたか!

補助は超重要な存在です。

 

今回はその補助について、3種目あるうちの「直転」についての補助のことを書いてみます。

(まっすぐ両方のリングを床につけて回る種目、技の難度や美しさを競います。)

 

人間に例えると、赤ちゃんがはいはいから、つかまり立ち、そして歩き、走り!?だすところまで、を。

(一年生も人間だけど。)

 

 

ラートをはじめたよ~~とか、はじめたいよ~~~というひとに、「わあお、これならできそう」「ひゃー、こわいけど楽しそう」「ラート好きかも」って思ってもらえたら嬉しいなーと思って書きます。

ではっ はじめます!

 

1.はいはい状態(生まれて初めてラートに触ったよ~~) 

 

体操部に入ってくる一年生は「はじめてラートを見ました!」「ラートに触るのもはじめてです!」という状態であることがほとんどです。

(ときどき、テレビで見ましたとか、体験したことが、とかレアなケースです。)

(私の同期には「高校の頃から琉大体操部に入ることを決意していた、という超レアなひともいます。好きです。)

 

えっと、そう、そんな状態ではいってくる一年生、最初はたじたじです。

とにかくこんな感じで回します。

 

 

 

 

この動画のお客さんはフィルさん、というB-BOYのひと。

これがラート初体験でしたね。

初体験のひとって、もっと大騒ぎするんですけど、フィルさんは淡々としていました。

でも、あとで聞いたら「こわかった・・・・」と言っていました。

マッチョなのに!

 

 

体感だと、ラートこれからやるぞ!っていうひとは、わりと落ち着いています。 

聞かせてくれる感想も「こういう感覚なんですねーー!」みたいなのが多い気がします。

これはおそらく、ですが、ラートに乗る前から、ラートを動かすイメージをしてから乗っているひとが多いのかもしれませんね。

 (↑のようなパターンで体験される方は少ないです。考えたり、イメージしたりせず、アトラクションみたいに「ラート体験」を楽しんでもらえても嬉しいです。)

  

そう、まず赤ちゃんの首がすわって安心して運動するのを見守れるか、のラインにあたるのがこの側方。「側方回転」です。

両足をベルトで固定して、両手はグリップを握ります。

(動画でラートのなかのひとが持ってるところがグリップ)

あとは腕をまげてひっぱることで勢いをつけて、ぐるっと一回転!

 

 見えている景色はこんな感じ。

 

だいたいその日の練習のうちに一人で回せるようになるひとが多い気が。

これの補助は、かかととベルトを押さえてあげて、ラートから身体が落下しないように気を配ります。

(側方で落ちてるの見たことないので、めっちゃ安全なんだと思います。)

 

一人でラートを回せるようになった一年生は、5級!を最初に目指しながら、ラートの基本的な動作を覚えていきます。

 

☆ラートには「級」が存在します。

5~1級まで。

1級が一番難しいです。

赤ちゃんでいうと・・・・

5級→はいはい(ラートの動きに慣れる)

4級→つかまり立ち(ラートのいろいろな!動きになれる、片足バージョンとかね)

3級→ひとりで立つ!(ここまできたら一安心、基本的な動作は身についています)

2級→歩く!(ベルトを使わない動きが増えます) 

1級→走る!(もう選手として一人前です)

 

参考までにyoutubeの動画を。

(おそらくラート界の大先輩、お会いしたこと、あるのでしょうか?)

 

 

縦に回るのとか、肩をつっぱるブリッジとかいろいろあります。

5級だけでも、だいぶ楽しいです。

ここまで至るには3日~1週間くらいかかりますね。1日でできちゃうひともいるけど!

  

だいたい3級までできるようになると、次の段階である「フリーフライ」を教えます。

 

2.立った!(手を離して、ラートだけで回るよ~~)

 

3級は他にも全日本ラート競技選手権大会の出場権を得るためにも必要な目安でもあります。

これは、両足は先ほどまでと同じようにベルトで固定されている状態、でも両手を離します!ひょ~~~~~

最初聞いたとき&見たときは「うっそだろー!」と言いました。うそかも。

 

ここまできたら、立ってるレベルです。赤ちゃん。

ラート初心者でもなくなってきて、選手らしい動きが身に付き始めてる頃だと思います。

(琉大体操部の今年の一年生は、最近これくらいに到達しつつあります、嬉しいなぁ~~~!)

 

フリーフライ、動画はこんな感じ。

(CMのオーディションに出すためにレオタードで撮ったけど恥ずかしかったなぁ。笑)

(オーディションは受かりました。いぇい!)

 

 

 

 

 

おなかのところ、ひょ~~~ってなりましたか!

 

これね、ステップといわれる足を置く板を、足でめっちゃ押さえ込んでるんです(噛むといいます)。

だから落ちないんです。

最初はベルトが接してる甲の部分の皮がむけます。血も出ます。

  

でも、おそらく、ラートをはじめたひとが最初に到達できて一番大きな喜びを感じるポイントはこれだと思います。

先輩に押さえててもらわなければ、両手でグリップを握っていたとしても回せなかったラートを、足だけでコントロールして回せる。

その喜びってすごい、すごいものだと思うんです。

  

私のときは、つくば大学からいらっしゃっていた先生に教えてもらって、その日にできるようになって、もう嬉しくって嬉しくって、体育館を駆け回り、先輩ひとりひとりに報告して回り、全員からほめ言葉をいただき(いや、そんなんで喜ばないで次の技いけ!とはっぱをかけてくれたひともいた)、、、。

懐かしいなぁ。

 

とにかく、嬉しい瞬間です。

 

 

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そして、このフリーフライが終わったころから入り始めるのが「周辺系」。

 

3.歩き、いや、ついに走るよBaby!(ベルトを外し、ぐるんぐるん)

 

ラートには「中心系」「周辺系」があります。

中心系は先ほどの側方やフリーフライのように、ラートの中央に身体がある技。

 

・・・周辺系は、ラートのなかだけではなく、外に重心がある技。

この時点でおなかがひょ~~~っします。

 

だいたい最初に手をつけるのが「背面シーソー」ではないかと思います。

1級にも入っている技なので。

 

「シーソー」は、公園にあるあのシーソーに似たことをラートでするために、こういう名前です。

バーに腰かけて、上下します。

最初はバランスをとるのに苦戦しますが、しばらくすると慣れます。

 

そして、シーソーに背中から入るのが「背面シーソー」。

 

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文章だと説明が難しい技です。

動画をお見せしましょう!!

 

 

 

(これは去年MOVEMENTというイベントでプレゼンをする際に流す動画のために撮りました。)

(ちなみに私はそのイベントで優勝してMYラートを手に入れました。むふふ)

 

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ね!楽しいでしょう!

 

ここまできたらもう歩いていますね。ほぼ独り立ち、というか、もう大抵の練習はビビらずにできている頃です。

一年生の夏休み前に到達できたら早い方じゃないのかなぁ~~。こわいから。

 

そう、そして最後に待ち受ける・・・と思うのが「前腹打ち」。

もう名前から痛そうですよね。

文字通りの技です。

 

下っ腹にバーを当ててバランスをとり、ラートの形の身体を添わせて次の技に繋げる、というもの。

 

ちなみに、、、ちなみに私はこれで顎を8針縫いました。

練習のときに調子にのったせいですね。

 

おかげさまで親友を手に入れましたが。ミネソタ出身のリンちゃんです。リン・サンドフォファー。

 

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前腹の技はいろいろありますが、特にはこれ「パターン」(前腹打ち前回り降り)です。

パターンッとステップに足をおろすので、こういう名前なんだと思います。

失敗して、バターンッと足がおりてくると、先輩に「それじゃバターンだよ」と指摘されます。

一年生の頃は困惑していました。

 

 

 (動画だと、、3回転目、左のはしっこからしてる技) 

 

おなか、だいぶひょ~~~~~~ってしたのではないでしょうか。

 

これが一番体感的に怖いです。

もうここまで出来たら一人前じゃないかなって思います。

赤ちゃんでいったら走り出してるレベルかな。ダッシュ!もう猛烈にダッシュ!!

 

私の動画はなかったので、つくば大学の先輩である堀口文さんのものをお借りして1級をご紹介します。

  

 

 

美しいです。。。 

書いてて楽しかった・・・。

読んでくださってありがとうございます。

 

ここまで一年生ができるようになるまで、手取り足取り教えるのはとても楽しいです。

、、、自分の練習を考えれば、部活は1時間半なので、フルで自分のことだけ練習したほうが得かもしれません。

でも、一年生を教えるの「めんどうくさい」って思ったことないです。

それは、先輩が同じように教えてくれたから。

(うそ、時々めんどくさい、教えたの忘れられてると落ち込みます。でも、たぶん私も落ち込ませてきたから、そんなに気になりません、すぐ忘れます。好きだし。)

 

琉球大学体操部でラートが始まった何十年も前の頃から繋がっているこのバトンを、後輩が受け取ってくれていると信じて、もうすぐ卒業です。

 

さみしいなぁ。

 

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足、はやく治して練習したいです。

 

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